※本サイトはプロモーションが含まれます。

【オカルト】福島・猪苗代の城の真の城主とされるもう一人の姫妖怪「亀姫」

先に紹介した姫妖怪に「長壁姫(刑部姫)」が居るが、今回紹介する姫妖怪は長壁姫の妹とされる「亀姫」についてだ。

姫妖怪「亀姫」とは?

SekienOkaburo.jpg
Toriyama Sekien (鳥山石燕, Japanese, *1712, †1788) – scanned from ISBN 4-336-03386-2., パブリック・ドメイン, リンクによる

 

福島県猪苗代町の猪苗代城(亀ヶ城)に住んでいたとされる「亀姫」は、江戸時代中期の奇談集『老媼茶話』に名前が見られる妖怪だ。

以下に、亀姫の伝説をご紹介しよう。

 

1640年(寛永17年)のある日、猪苗代城の城主である会津藩の第2代藩主・加藤明成の城代、堀部主膳は一人でいるところへ見知らぬ禿頭の子供が現れた。

子供は「お前はまだ城主に挨拶をしていない。今日は城主が会ってやるとのことだから、急いで準備をしろ」と言った。

しかし、主膳は「この城の主は我が主人・加藤明成、城代はこの主膳であり、他に城主などいない」と言い返した。

すると子供は笑いながら「姫路のおさかべ姫と猪苗代の亀姫を知らないのか?お前の命運はすでに尽きた」と言い残して姿を消してしまった。

その後、正月の朝には主膳が城の広間へ行くと、自分の席には棺桶や葬儀の道具などが置かれていることに気づいた。

家来たちに尋ねても、何者の仕業かはわからなかったという。

さらに、正月の18日には大勢で餅をつくような怪音が響いたり、主膳が便所で倒れたりするなどの怪異が起こりはじめた。

結局、主膳は2日後に亡くなりました。

 

この亀姫は、姫路城に住んでいたとされる妖姫・長壁姫の妹とされており、泉鏡花の戯曲『天守物語』でも、亀姫は主人公・富姫(長壁姫)の妹という設定で描かれている。

どちらも姫妖怪も他の妖怪とは違いいきなり人に危害を加えると言う者では無く『話せば解る』タイプの妖怪ということだ。

この点からも同姉妹は守神、又は座敷童の様な存在に近い者なのかもしれない。

だがここまで恐ろしい姉妹もなかなか居ないだろう。

 

亀ヶ城(猪苗代城)について

亀姫が居たとされる福島県猪苗代町にあった亀ヶ城(別名:猪苗代城)も紹介しよう。

亀ヶ城は中世にこの地を支配した猪苗代氏の居城である。

 

築城時期と構造

亀ヶ城は磐梯山南麓の小高い丘に築かれた平山城で、南北250メートル、東西200メートルの規模を持つ。

本丸、二の郭、帯郭、石垣、土塁、空堀などが残り、保存状態は良好。

大手口には石垣を利用した巨大な枡形虎口が残っている。

歴史と城主

猪苗代氏は佐原義連の孫である経連が鎌倉時代初期に築いたとされている。

会津藩の重要拠点として、江戸時代には城代が置かれていた。

戊辰戦争によって建物は焼失しましたが、明治時代に整備され、現在は「お城山公園」として開放されている。

 

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

Visited 47 times, 1 visit(s) today

スポンサーリンク