【オカルト】舐め後が恐ろしい形相に見えて死に至らしめる「天井嘗」
鳥山石燕の妖怪画集にその姿が記されている、舐めた後が恐ろしい形相に見えてみてる人を死に至らしめてしまう妖怪「天井嘗」を紹介しよう。
天井嘗とは?
Toriyama Sekien (鳥山石燕) – scanned from ISBN 978-4-336-03386-4., パブリック・ドメイン, リンクによる
「天井嘗(てんじょうなめ)」は、鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』に登場する日本の妖怪だ。
この妖怪は、長い舌を使って天井をなめる姿で描かれ『百器徒然袋』は『徒然草』の文を多く題材としており、この妖怪にも『徒然草』第五十五段にある「天井の高きは冬寒く燈(ともしび)暗し」という文が石燕による解説文中に引用されていたりする。
石燕は「冬寒く燈暗し」という状況は天井嘗が発生させているとしている。
この妖怪のデザインは室町時代の『百鬼夜行絵巻』にある妖怪をモデルとして描かれており、顔を仰向けて舌を出した妖怪がそれにあたるものであると考えられている。
また、江戸時代の妖怪を描いた絵巻物では「いそがし」という名でも同じ妖怪が描かれていることもある。
天井嘗にまつわる怪談も多く、そのなめ跡はときには化け物や恐ろしい表情の人間の顔に見えるため、寝床でそれを見上げている人は恐怖に駆られ、ついには発狂して死んだ者もいたとされている。
天井嘗が出る地域は?
天井嘗は日本の伝説や怪談に登場する妖怪で、特定の地域に現れる類の妖怪ではない。
そのなめ跡は、寝床の天井や壁、柱などで見られることがあり、恐怖を感じる人々にとって、その姿は不気味で、一部の伝承では発狂や死に至ることもあるとされている。
垢嘗と天井嘗は共通点多数
天井嘗と垢嘗は、日本の伝説や怪談に登場する妖怪で、共通点がいくつかある。
舌を使う
どちらの妖怪も長い舌を持っており、それを使って物をなめるとされる。天井嘗は天井を、垢嘗は人々の汚れをなめるとされている。
恐怖の要素
両方の妖怪は不気味で、人々に恐怖を与える存在とされている。
天井嘗のなめ跡は化け物の顔に見えることもあり、垢嘗は人々の垢をなめるため、その姿は不快さを引き起こすとされる。
伝承の広がり
どちらの妖怪も日本全国で伝承されており、特定の地域に限定して出現するわけでは無いため、全国どこにでも現れる。
どちらが現れても不快ではあるが、人の汚れを舐めとる垢嘗めの方がいくらかマシである。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ