【オーパーツ】岩と岩との間にカミソリ1枚入らない加工不明な岩塀「オリャンタイタンボの6枚屏風岩」
かつてのインカ帝国では現代の技術でも難しいとされる加工を施した岩積みの建築物が数多く残っている。
その中でも現代の技術でも加工が難しいと言われるオーパーツ扱いされている建築物の一つが「オリャンタイタンボの6枚屏風岩」と呼ばれるものだ。
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オリャンタイタンボの6枚屏風岩とは
オリャンタイタンボの6枚屏風岩は、ペルーのインカ文明の遺跡で見られるオーパーツの一例だ。
オリャンタイタンボはアンデス山脈に位置し、インカ帝国時代の重要な都市であり、現在も観光地として知られている。
この「6枚屏風岩」は、驚異的な精度で加工された巨大な石の壁で、6つの巨大な石が縦に並び、まるで屏風のように配置されていることからその名が付いた。
驚くべき点は、これらの石が非常に精密に切断・整形され、隙間なく組み合わされている点である。
これらの石はそれぞれ約50~80トンの重さがあり、どのようにしてインカの人々がこれらを運び、積み上げたのかは現代でも解明されていない。
加えて、岩自体の表面は非常に滑らかで、石同士の接合部分にさえ刃物の一枚も通らないほどの精密さがある。
このような高度な石工技術は、インカ時代の技術水準をはるかに超えていると考える研究者も多く、一部では「失われた技術」や「異星人の関与」といった仮説が唱えられることもある。
6枚屏風岩は、オーパーツ(時代錯誤的な技術が施された遺物)の一つとして知られている。
インカ文明で使われた金属製品では加工が難しい?
インカ文明では、金属刃物の使用については謎が多い。インカの石工技術は非常に精巧であるが、使われた金属刃物は限られた材料で作られていた。
主に銅や青銅(銅と錫の合金)を使って道具を作っていたとされる。
しかし、これらの金属は硬度が低く、オリャンタイタンボのような硬い石を加工するには不向きだと考えられる。
特にオリャンタイタンボの6枚屏風岩に使われた岩は、非常に硬い花崗岩や安山岩である。
これらの岩を、当時の技術で精密に切断・加工するために、銅や青銅の刃物では不十分だった可能性が高い。
これが、なぜインカがこのような石工技術を持ちえたのかという謎に繋がる一因でもある。
一部の考古学者は、硬い金属刃物がなかったため、インカの職人たちは石を削る際に金属よりも硬い石、例えば黒曜石や火成岩を使って加工したのではないかと推測している。
また、砂や水を使った研磨技術で時間をかけて表面を滑らかにした可能性も考えられる。
しかし、これらの手法だけで、あれほどの精密な石組みが可能だったのかは今も疑問が残っている。
そのため、インカ時代にどのような金属刃物や道具が実際に使われたか、そしてそれがどのように機能していたかは完全には解明されていない。
やはり宇宙人が来訪して加工した説が一番信憑性が高い。いや、間違いない。たぶん。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ