【オーパーツ】呪術書?錬金術書?ただの生活雑誌?何もかも不明な「ヴォイニッチ写本」
ヴォイニッチ写本(Voynich Manuscript)は、歴史や科学の謎として広く知られているが、オカルト的な観点から見るとさらに多くの不思議が浮かび上がる。
この手稿は1400年代に書かれたとされているが、その内容も著者も不明であり、解読が未だに成功していないという点で異常な魅力を持っている。
ヴォイニッチ写本の概要と神秘性
不明 – Beinecke Rare Book & Manuscript Library, Yale University ([1])., パブリック・ドメイン, リンクによる
ヴォイニッチ写本は、1912年にアンティーク書籍商のウィルフリッド・ヴォイニッチによって発見された。
羊皮紙に書かれたこの手稿は、奇妙な植物の図や未知の文字で埋め尽くされており、全編が暗号化されているかのように読めないものである。
この点がオカルト的な解釈を引き寄せる大きな要素である。
文字や図に込められた意味が未解明であることから、多くの研究者やオカルト愛好者はこの写本が何らかの秘儀を伝えていると考えている。例えば、以下のような仮説が存在する。
1. 異世界との交信や呪術書
あるオカルト的解釈によると、ヴォイニッチ写本はこの世界以外の存在、つまり異次元や異界の存在との交信に使用されたものであると考えられている説。
手稿に描かれた植物や天体図は、地球上に存在しないものであり、異次元の生命体や意識とつながるための儀式に使われた可能性があると言われている。
さらに、奇妙な言語や暗号は、通常の言葉では表現できない超常的な力を封じ込めた「呪文」であるという解釈もある。
この写本を解読することで、古代の秘術や未知の力を再発見できるかもしれないと主張する者も少なくない。
2. 錬金術との関係
錬金術師や神秘主義者たちは、ヴォイニッチ写本を失われた錬金術の秘伝書だと見ている。
手稿には植物、星座、そして人体のようなものが描かれており、これらは錬金術の「素材」や「操作」に関連する隠された意味を持つと考えられている。
特に植物に関する部分は、通常のハーブ医学や自然の力を超えた神秘的な薬効を示しているとされ、異常な長寿や変身などの奇跡的な力を引き出すための秘術が記されている可能性があるとされる。
錬金術師は、物質を金に変えるだけでなく、人間の魂や身体の完全なる変革を目指していたため、この写本はその究極の秘密を隠しているとされる。
3. 宇宙からの知識の伝達
一部のオカルト研究者は、ヴォイニッチ写本が「宇宙からの知識の伝達」であると考えている。
これは、古代に地球を訪れた異星人や高次元の存在が、地球人に伝えた知識がこの写本に書かれているという説だ。
写本に描かれた不思議な植物や図形は、地球上のものではなく、別の惑星や次元に関する知識の断片だと解釈されることもある。
その理由が天体や銀河を模したような図が描かれている事からきている。
また、この写本を手にした人々が、異星人からテレパシーや夢を通じてメッセージを受け取り、その結果として書かれたものだと主張する説も存在する。
この観点から見ると、ヴォイニッチ写本は単なる「本」ではなく、他世界や宇宙からの情報を秘めたチャネリングの結果を記した本であるという仮説。
4. 魔女のグリモワール(魔術書)
オカルト愛好者の中には、ヴォイニッチ写本を魔女や魔術師たちのグリモワール(魔術書)と見なす者もいる。
写本に描かれている女性の図像や、植物や薬草の知識は、魔術における重要な要素と一致するためである。
中世ヨーロッパでは、魔女は自然界の力や隠された知識を操ると信じられていた。
そのため、ヴォイニッチ写本が中世の魔女の儀式や呪文を記したものであるという考え方が生まれた。
手稿に記された奇妙な文字は、呪文や秘密の儀式を他者に知られないように隠すための「隠し言語」だったのではないかという仮説もある。
5. 禁じられた知識の守護者
オカルト的な視点から見ると、ヴォイニッチ写本は「禁じられた知識」を守るために作成されたと考えられている。
古代から続く何かしらの秘密結社や神秘主義のグループが、一般の人々にこの知識が渡らないように、意図的に難解な文字や象徴を用いて情報を秘匿したのではないかという説である。
解読されることを拒むかのようなこの写本の存在は、あえて謎を残し続けることで、その背後にある力を守り、世に広まることを防いでいるのではないかという見方もある。
特定の者のみが、この知識を解読し、利用する資格を持つという思想に基づいているのかもしれない。
結論
ヴォイニッチ写本は、その未解読の謎と奇妙な図像から、多くのオカルト的な仮説や解釈を引き出してきた。
これは、異世界との交信、錬金術、異星からの知識、魔女の魔術書、禁じられた知識の守護者としての側面を持つ手稿であり、多くの魅力を持つ。
オカルト的な視点みると「ヴォイニッチ写本」は単なる古文書ではなく、神秘と超自然的な力に満ちた書物であるほうが魅力があって面白い。
その解読が成功すれば、我々の知らない新しい次元の知識や力が解放されるのではないかという期待が広がる。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ