【ちょっと一息オカルト】茨城県に流れ着いたUFO「虚舟」

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今回は妖怪とは違うオカシナモノを紹介しよう。過去に現れたとされるUFOについてだ。

虚舟(うつろぶね)とは

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From “Hyoryu-ki-shu (Archives of Castaways)” – Nippon.com https://www.nippon.com/en/japan-topics/g00879/, パブリック・ドメイン, リンクによる

 

虚舟(うつろぶね)は、日本の民俗伝承や古文書に登場する謎の船のことを指す。

特に有名なのは、享和3年(1803年)に常陸国(現在の茨城県)の海岸に漂着したとされる虚舟の話だ。

この船は、鉄でできており、窓があり、全体的に丸い形をしていたと伝えられている。

船内には異国の女性がおり、彼女は木の箱を持っていたと伝えられている。

女性の服装は当時にしては近代的、見ようによっては大阪のおばちゃんのファッションにも近いことがうかがえる。

 

この事件は、江戸時代の文人や好事家の集まり「兎園会」で話題になり、曲亭馬琴が『兎園小説』に「虚舟の蛮女」として記録した。

また、折口信夫や柳田國男などの研究者によって、うつぼ舟やかがみの舟としても考察されており、「神の乗り物」とも解釈されている。

 

一部では、この虚舟を古代宇宙飛行士説の観点から、地球外や未知の文明由来の産物として捉える説も出ているが想像の域を出ない。

 

虚舟はインドから流れてきた説

虚舟がインドから流れてきたという説については、一部の伝承や研究で言及されている。

特に、養蚕の女神である金色姫に関する伝説では、金色姫が天竺(インド)から虚舟に乗せられて常陸の浜に流れ着き、その地で養蚕の技術を伝えたとされており、この伝説は茨城県を中心に伝わっている。

また、虚舟漂着現場と推定される神栖市の虚舟に乗っていた女性を祀った寺社も存在するとしている。

しかし、虚舟の起源に関しては、確固たる証拠が存在しないため、この説はあくまで伝承の一つとして考えられているに過ぎない。

虚舟に関する記録は多くの史料に残されており、それぞれに異なる解釈がある。

そのため、虚舟がインドから来たという説は、民俗学や歴史研究の中での一つの見解に過ぎない。

オカルト信奉者の私としては、宇宙から来た宇宙人&UFO説を推したいところではある。

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ