【オカルト】子のない夫婦が第六天魔王に祈り授かった鬼女「紅葉」

能の演目の中でも鬼女が出て来るものは多々あるが、その中の一つ「紅葉狩」を紹介しよう。

鬼女紅葉伝説

 

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鬼女紅葉伝説は、平安時代に京都から流刑にあった紅葉という女性にまつわる物語で、長野県の戸隠(とがくし)、鬼無里(きなさ・現、長野県長野市)、別所温泉などに伝承が残っている。

彼女は美しいだけでなく、教養もある存在で慕われていた。

しかし、山里の暮らしに物足りなさを感じ、昼は村人に読み書きを教える一方で、夜は変装して他村を荒らし回る生活を始めた。

やがて彼女は「鬼女」と呼ばれるようになり、更には京を狙っているという噂が広まった。

平維茂(たいらのこれもち)は彼女と戦い、討ち取ったとされている。

この伝説は信州鬼無里の地域の名前の由来としても知られており、北向観音霊験記などの文学作品にも登場している。

 

鬼女紅葉の生誕の秘密

鬼女紅葉の両親は子供に恵まれなかったため、第六天魔王に子供を授かるよう祈りった。

その祈りが天魔王に届いて生まれた紅葉は、第六天魔王の力を使う鬼とされ、分身などの妖術を使う伝承も残っている。

成長した彼女は東京(ひがしきょう)、西京(にしきょう)、二条、三条などの名をつけて都を偲び、人々に都の文化や読み書き、医術などを伝えて暮らしていた。

しかし、いつしか兵を集めて山賊を仲間にし、都に上ろうと考えるようになり、人々は彼女を「鬼女」と呼ぶようになった。

その噂を聞きつけた朝廷が平維茂に討伐を命じ紅葉は討伐、33歳で命を落としたと伝わっている。

 

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

 

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