【オカルト】静岡県に存在する七不思議「遠州七不思議|池の平の幻の池」
昨日に引き続き静岡県遠州に伝わる7つの不思議について触れていきたいと思う。今回は「池の平の幻の池」についてだ。
遠州七不思議とは
遠州七不思議(えんしゅうななふしぎ)は、静岡県の遠州地方に伝わる七つの不思議な物語を指す。
これらの不思議な物語は地域によって異なるが、よく知られている物を紹介しよう。
夜泣き石(掛川市佐夜鹿、小夜の中山): 女性の泣き声が聞こえる石。
桜ヶ池の大蛇(御前崎市佐倉): 池に住む大蛇の伝説。
池の平の幻の池(浜松市天竜区水窪町池の平): 幻想的な池の物語。
子生まれ石(牧之原市西萩間、大興寺): 子どもが生まれると石が割れると言われる石。
三度栗(菊川市三沢): 三度叩くと栗が割れるという栗の伝説。
京丸牡丹(浜松市天竜区春野町): 牡丹の花が京丸の形をしているとされる。
波小僧(遠州灘): 海の波に現れる小僧の姿。
これらが良く知られているが、今回は「池の平の幻の池」について。
池の平の幻の池とは?
「池の平の幻の池」は、静岡県浜松市水窪町にある亀ノ甲山の中腹にごく短期間だけ現れる池だ。
この神秘的な池は、約7年周期で夏の終わりに突然出現し、数日から20日間の間に水が引いて元のくぼ地に戻る。
普段は何の変哲もないスギやヒノキが生えた林の中に現れ、日が当たると水面にスギやヒノキが映り、幻想的な光景を見せることから「幻の池」とも呼ばれている。
池の平の幻の池が周期的に出現する理由
「池の平の幻の池」が周期的に出現する理由は、地下の地形と水の流れに関係している。
この池は、亀ノ甲山の中腹にあるくぼ地に一時的に水がたまるもので、約7年ごとに現れる。
具体的なメカニズムは詳しくは分かっていないが、以下の要因が影響していると考えられている。
地下の地形
亀ノ甲山周辺の地下には、地層や岩盤の配置が水の流れを制御している。周期的に水がたまるくぼ地は、地下の地形によって形成されている可能性が高いとされる。
地下水の流れ
地下水は地下で流れており、地形や岩盤の隙間を通ってくぼ地にたまることがある。周期的な出現は、地下水の流れが特定の周期で変動していることを示唆している。
気象条件
亀ノ甲山周辺の気象条件も影響している可能性がある。雨量や気温の変動が、池の形成と消失に影響を与えることが考えられている。
総じて、これらの要因が組み合わさって「池の平の幻の池」が周期的に出現していると考えられているが、詳細なメカニズムはまだ解明されていない。
出現周期は7年と言われていたが、9年後の2020年に出現したことで話題となった。
ちなみにもうわかっていると思われるが、この現象に関して「妖怪」は一切関係ない。普通に自然現象が七不思議に数えられているだけだ。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ