【オカルト】女性の後頭部に現れる妖怪「二口女」
女性の後頭部にもう一つの口が現れる妖怪「二口女」について紹介しよう。
二口女とは?
Takehara Shunsen (竹原春泉, Japanese, *?, †?) – ISBN 978-4-336-03948-4., パブリック・ドメイン, リンクによる
二口女(ふたくちおんな)は、日本の妖怪で、後頭部にもう一つの口を持つ女性の姿をしている。
彼女は人前では決して食事をせず、誰もいない隙を見て数人分の食事を平らげるとされている。かなり大ぐらいになるようだ。
この妖怪は江戸時代の奇談集『絵本百物語』に登場し、その特異な容姿と食事の習慣で知られている。
竹原春泉の『絵本百物語』によれば、二口女は後頭部に口があり、長い髪を蛇のように操りながら後ろの口に食事を運ぶ着物を着た女性の姿で描かれている。
彼女の正体については諸説あるが、現在の千葉県にあたる下総国に住む後妻が、自分の子供だけを愛し、先妻の子供の世話をろくにしなかったという伝承が残っている。
先妻の子供は飢えて死んでしまい、後妻は夫によって誤って後頭部を切られ、その傷口が唇の形になり、食べ物を入れると痛みが和らぐようになった。
彼女は自分の意地悪から先妻の子を殺してしまったことを後悔していると言われている。
妖怪だからといって人に危害を加えるわけでは無いらしく、伝承にも人に危害を加えたものは残っていない。
ただ、人の懐には大きなダメージを与える妖怪として知られている。
二口女の伝承が伝わる地域
彼女は人前では決して食事をせず、誰もいない隙を見て数人分の食事を平らげるとされています。
この妖怪は江戸時代の奇談集『絵本百物語』に登場し、その特異な容姿と食事の習慣で知られています12.
具体的な出没地域として知られている地域は以下二つ。
下総国(現在の千葉県)のある家に伝承が残っているが、実際にはこの話は『絵本百物語』の著者である桃山人(桃花山人)によって編まれたものであり、伝承された話ではないことが指摘されている。
もう一つは和歌山市だ。ケチな男が「飯を食わない女房ならもらってもよい」と公言していたところ、望み通りの女が現れ、嫁にしたという話だ。
実際に嫁にして目の前では一切物を喰わなかったが、夜になると頭の後ろの口が開き米をたらふく平らげたとされる。
表には出てきていないだけで、他の地域にも似たような話は残っているのかもしれない。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ