【オカルト】怠ける女性に憑りつきその身を肥やしてしまう妖怪「寝肥」

今回は、怠けて横になってると直ぐに肥えてしまうという教訓から生まれたかもしれない妖怪「寝肥」を紹介しよう。

寝肥(ねぶとり)とは?

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Takehara Shunsen (竹原春泉) – ISBN 4-0438-3001-7., パブリック・ドメイン, リンクによる

 

「寝肥(ねぶとり)」は、江戸時代の奇談集『絵本百物語』に登場する妖怪の一種だ。

この妖怪は、夜に女性が寝床につくと体が巨大化し、部屋に入りきらなくなるほど大きくなるとされている。

また、雷鳴のような大きないびきをかくとも言われている。

元々「寝肥」という言葉は、寝てばかりいて太ることを指していたが『絵本百物語』では一種の病気や戒めとして描かれている。

特に、奥州(現在の青森県や岩手県)でのエピソードが有名で、寝肥となった女性が家の布団を大量に使って寝ていたという話が残っている。

この妖怪は、怠けて寝てばかりいる女性を戒めるために創作されたとも言われているため、本当に表れたかどうかは定かでは無い。

また、病気や感染症が妖怪として描かれることもあり、寝肥もその中の一つと考えらている。

寝肥を退治する方法

寝肥の具体的な伝承が少ないために退治方法は伝わっていないが、一般的な妖怪退治の方法が適用されると考えられる。

 

お祓い: 神社や寺でお祓いを受けることで、寝肥の影響を取り除くことができるとされている。どのような妖怪もとりあえず祓ってもらうのが良い。

お守りや護符: 特定の神社や寺で授与されるお守りや護符を身につけることで、寝肥から守られると信じられている。

生活習慣の改善: 寝肥は怠けて寝てばかりいることが原因とされるため、規則正しい生活や適度な運動を心がけることが予防策なるかもしれない。

 

寝肥は一種の戒めとしての妖怪なので、怠けないことが一番の退治方法かもしれない。

男性にも憑りつくのであれば、なかなか太れない相撲取りには頼りになる妖怪なのは間違いない。

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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