【オカルト】風に乗ってどこにでも現れる毛玉の妖怪「ケサランパサラン」
現代において一度は見たことがある妖怪として挙げられるのが、風に乗ってどこにでも現れる妖怪「ケサランパサラン」だ。
ケサランパサランとは?
Daiju Azuma – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 2.5, リンクによる
ケサランパサランは、日本の民間伝承に登場する不思議な妖怪だ。
江戸時代以降の伝承によると、ケサランパサランはタンポポの綿毛やウサギの尻尾のようなフワフワした白い毛玉のような外観を持っている。
特徴と伝説
外観: 白い綿毛のような物体で、空中をフワフワと漂うとされている。
幸運の象徴: ケサランパサランを見つけると幸運が訪れると言われている。ただし、年に一度しか見てはいけない、二度以上見ると効果がなくなるなどの伝承もある。
飼育方法: 穴の開いた桐の箱に入れ、おしろいを与えることで飼育できるとされている。増殖することもあると言われていますが、穴がないと窒息してしまうとも言われるため飼育にも注意が必要だ。
正体についての諸説
ケサランパサランの正体については、いくつかの説がありますが、いまだに明確には解明されていない。
動物説: 小動物の毛玉や、牛や馬の胆石、雪虫やアオバハゴロモの幼虫などが候補に挙げられている。
植物説: アザミやオキナグサ、ブタナなどの植物の花の冠毛が集まったもの、またはガガイモの種の綿毛とも言われている。
鉱物説: オーケン石などの鉱物である可能性も捨てきれない。
名前の由来
ケサランパサランの名前の由来についてもいくつかの説がある。
スペイン語の「Que Será, Será(ケ・セラ・セラ)」が語源であるという説。
梵語の「袈裟羅・婆裟羅(けさら・ばさら)」が語源であるという説。
羽毛のようにパサパサしているからという説。
ケサランパサランは、見つけると幸せになるという伝説があり、東北地方を中心に代々受け継がれている家もあると言われている。
ケサランパサランの起源
ケサランパサランの起源については、いくつかの説がある。
江戸時代の伝承: ケサランパサランは江戸時代以降の日本の民間伝承に登場する妖怪。江戸時代に大陸から飛来した、あるいは南蛮貿易で輸入された珍品であるという説がある。
1970年代のUMAブーム: 1970年代後半のUMA(未確認動物)ブームの際に、岩手県山形村でガガイモの種子の冠毛が風に吹かれて飛ぶのをケサランパサランと噂されたことがきっかけで、広く知られるようになった。
名前の由来: 名前の由来についても諸説あり、スペイン語の「Que Será, Será(ケ・セラ・セラ)」や梵語の「袈裟羅・婆裟羅(けさら・ばさら)」が語源であるという説がある。
ケサランパサランはその正体が明確に解明されていないため、さまざまな伝承や説が存在する。認知度が上がることでケサランパサランの妖怪化を助ける要因になっている。
ケサランパサランが出現する場所
ケサランパサランが出現するとされる場所については、いくつかの地域が伝えられている。
北関東地方: 栃木県や茨城県などの北関東地方で目撃情報が多い。
北海道・東北地方: 特に岩手県などの東北地方でも頻繁に見られるとされている。
九州・沖縄地方: 九州や沖縄でも目撃情報が報告されている。
四国だけにあまり伝承が無いようだが、風に乗って全国どこにでも現れる可能性がある。
見つけると幸運が訪れると言われているので、もし見かけて捕まえられたら大切にすると良いだろう。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ