【オカルト】九州に伝わる見えない壁で行く手を遮る妖怪「ぬりかべ」
ゲゲゲの鬼太郎などでもおなじみ、人の行く手を遮る妖怪として有名な「ぬりかべ」について紹介しよう。
ぬりかべとは?
不明 – ISBN 978-4-336-04635-2., パブリック・ドメイン, リンクによる
ぬりかべは、日本の九州地方に伝わる妖怪で、特に福岡県遠賀郡の海岸地方に伝承されている。
夜道を歩いていると、突然目の前に見えない壁が現れ、行く手を阻むだけの妖怪だ。
この壁は左右に避けようとしてもどこまでも続き、回り込むことができないとされている。
ぬりかべを避ける方法としては、棒で壁の下の方を払うと効果があると言われている。
名前の由来と伝承
ぬりかべという名前は、「塗り壁」という意味で、見えない壁に行く手を阻まれることから生まれたとされている。
この妖怪の伝承は、九州地方に多く見られ、類似する妖怪も存在する。
例えば、長崎県の壱岐地方には「ぬりぼう」という妖怪があり、山道に現れると伝えられている。
ぬりかべの正体と解釈
ぬりかべの正体は明らかにされていませんが、視界が利かない夜に現れることから、人々の闇への恐怖感が生み出した妖怪と考えるのが正道だと思われる。
一説には、動物が起こす怪異とも言われ、大分県では狸やイタチがぬりかべを引き起こすとも言われている。
ぬりかべに類似する妖怪たち
ぬりかべに類似する妖怪は、日本各地に存在する。以下にいくつかの代表的な妖怪を紹介しよう。
ぬりぼう
地域: 長崎県壱岐地方
特徴: 山道に現れ、山側から突き出してくる。
野襖(のぶすま)
地域: 高知県幡多郡
特徴: 夜道を歩いている人の行く手に襖のような壁が現れ、上下左右どこまでも続く。
壁塗り(かべぬり)
地域: 熊本県
特徴: 夜の道に黒い壁が現れ、行く手を遮る。
道塞ぎ(みちふさぎ)
地域: 新潟県と長野県の県境
特徴: 突然大滝や大岩が現れ、行く手を阻む。
シマーブー
地域: 鹿児島県奄美群島
特徴: 夜道を歩いていると、目の前に枝を広げた木のようなものが現れ、道を塞ぐ。
衝立狸(ついたてだぬき)
地域: 大分県
特徴: タヌキが道に衝立を立てて通行人の行く手を阻む2。
これらの妖怪は、ぬりかべと同様に人々の行く手を阻む特徴を持っており、それぞれの地域で異なる名前や特徴を持ちながらも、共通して夜道での怪異として伝承されている。
やはり狐狸ムジナが原因なのだろうか?
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ