水晶髑髏の代名詞とも言われるオーパーツ「ヘッジス・スカル」について紹介しよう。
水晶髑髏とは?
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水晶髑髏(クリスタル・スカル)は、人間の頭蓋骨を模した半透明の水晶で作られた工芸品だ。
これらの髑髏は、特にマヤ文明やアステカ文明、インカ帝国などの中南米の古代文明で見つかることがあると言われている。
特徴
素材: 水晶で作られており、非常に硬く、加工が難しい。
精巧さ: 解剖学的に正確で、非常に精巧に彫刻されている事から、場違いの工芸品と言われている。
数: これまでに十数個の水晶髑髏が確認されており、名前を付けられているスカルもある。
歴史と議論
水晶髑髏は、古代の技術では製作不可能とされるほど精巧であるため、オーパーツ(時代錯誤的な工芸品)とみなされている。
しかし、近年の調査では、多くの水晶髑髏が19世紀以降に作られたものであることが判明している。
有名な水晶髑髏
ヘッジススカル: 最も有名な水晶髑髏で、1927年にベリーズのルバアントゥン遺跡で発見されたとされていますが、実際には近代に作られたものであることが確認されている。
大英博物館の髑髏: 19世紀に作られたもので、アステカの工芸品として展示されていますが、後に偽物と判明。
水晶髑髏はその神秘性と精巧さから多くのオカルトマニアの人々を魅了しているが、科学的な調査により、その多くが近代に作られたものであることが明らかになっていて大変さみしく思っている。
ヘッジス・スカルとは?
ヘッジススカル(ヘッジスの水晶髑髏)は、1927年にイギリスの探検家F.A.ミッチェル=ヘッジスがベリーズのルバアントゥン遺跡で発見したとされる水晶で作られた頭蓋骨の模型だ。
この髑髏は非常に精巧に作られており、解剖学的にも正確であるため、オーパーツ(時代錯誤的な工芸品)とされている。
特徴と発見の経緯
素材と構造: ヘッジススカルは一つの水晶から作られており、下顎骨部分は取り外し可能。道具による加工痕がなく、ひびも入っていないため、非常に高い技術で作られたことがわかる。
発見の経緯: ミッチェル=ヘッジスの養女アンナが17歳の誕生日に発見したとされているが、実際には彼らが遺跡の調査を中断して水晶髑髏を私蔵したと言われている。
鑑定結果と議論
1970年代の鑑定: カリフォルニア州のヒューレット・パッカード研究所で行われた分析では、ヘッジススカルは近代の技術を用いずに作られた可能性があるとされた。
2008年の鑑定: スミソニアン研究所での精密な調査により、水晶髑髏の表面にはダイヤモンド研磨剤など近代技術による加工跡が確認され、近代に作られたものであることが判明。
特殊な効果
所有者や支持者たちは、ヘッジススカルには特殊な効果があると主張している。例えば、下から光を当てると眼窩に光が集中し、催眠状態に陥るとされている。
ヘッジススカルはその神秘性と精巧さから多くの議論を呼んでいるが、現在は「近代に作られたものである」という見解が主流になっている。
ヘッジス・スカルの展示
現在、ヘッジススカルは一般公開されていない。
その理由は、ヘッジススカルはミッチェル=ヘッジス家の所有物であり、特定の博物館や展示施設に常設展示されているわけでは無いからだ。
他の有名な水晶髑髏は、大英博物館やパリの人類学博物館などで展示されているが、これらも近代に作られたものであることが確認されている。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ