【オーパーツ】紀元前3000年には既に行われていた「脳外科手術」

古代文明の謎を解く中でみつかる古代遺物が現代の技術水準をはるかに超えるオーパーツと呼ばれる事は多々ある。

その中でも、古代に行われた脳外科手術は注目すべき失われた技術であると言えよう。

Trepanation illustration France 1800s.jpg
ENCYCLOPÉDIE OU DICTIONNAIRE RAISONNÉ DES SCIENCES, DES ARTS ET DES MÉTIERS, http://hera.inalf.cnrs.fr/cgi-bin/getobject_?a.138:13:20./home/leonid/artfl/ENC/ , obtenido de: http://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Image:Plate_20_6_20_extract_300px.jpeg, パブリック・ドメイン, リンクによる

※中世ヨーロッパの穿頭術の様子

古代の脳外科手術

ペルーやアルメニアで発見されたこれらの証拠は、当時の人々が高度な医療知識と技術を持っていたことを示している。

ペルーでは、特にアンデス地域において、頭蓋骨に穴を開ける「トレパネーション」と呼ばれる脳外科手術が行われていた。

 

考古学的な発見によれば、この手術は戦闘や事故による頭部外傷の治療を目的としていたと考えられている。

ペルーの古代遺跡で発見された頭蓋骨の多くには、整然とした穴が開けられており、しかも治癒の痕跡が見られるものが多い。

これは、手術を受けた患者が術後も生存していたことを示している。

驚くべきことに、これらの手術は石器時代にも行われていたとされ、当時の医師がどのようにして無菌状態を保ち、痛みを軽減しながら手術を行っていたのかは今もなお謎である。

紀元前3000年頃に行われた穿頭術

一方、アルメニアでも古代に同様の脳外科手術が行われていた証拠が発見されている。

特に有名なのが、紀元前3,000年頃のものとされる頭蓋骨で、同様にトレパネーションの痕跡が確認されている。

アルメニアの考古学者によると、この地域の古代文明は医学的知識を持ち、戦争や宗教的儀式の一環として手術を行っていた可能性があるという。

また、遺骨の分析により、手術の成功率が意外に高かったことも判明している。

これらの古代の脳外科手術の技術は、現代の医療基準と照らし合わせても驚異的であり、その正確さや成功率は非常に高い。

考古学者や医学史の研究者たちは、どのようにしてこれらの技術が発展し、伝承されていったのかを解明するために今も研究を続けているが、その全貌は未だに謎に包まれている。

これらの脳外科手術の事例は、古代文明が持っていた医療知識や技術が、現代の我々が想像する以上に高度であった可能性を示唆している。

ペルーやアルメニアで発見された脳外科手術の痕跡は、オーパーツの中でも特に衝撃的な例であり、古代人が持っていた知識の深さとその謎を浮き彫りにしている。

実は古代では結構身近な民間医療だった?

中世ヨーロッパにおいても、トレパネーション(頭蓋穿孔術)は行われていた。

これは、頭蓋骨に穴を開ける外科的処置であり、主に頭部外傷や精神疾患の治療法として実施されていた。

中世の医師たちは、頭蓋内の圧力を軽減し、悪霊や悪い体液(ヒポクラテスの体液理論に基づく)を放出することで患者を治療できると信じていた。

 

トレパネーションは、戦争や事故によって引き起こされた頭部外傷の治療として重要な役割を果たしていた。

中世の戦争では、剣や棍棒による打撃で頭蓋骨に深刻な損傷を負うことが多かった。

これに対して、医師たちはトレパネーションを用いて、損傷した頭蓋骨の一部を取り除き、内部の出血や腫れを軽減することで患者の命を救おうとした。

 

また、トレパネーションは精神疾患や癲癇(てんかん)を治療する手段としても使われた。

当時、精神的な病気は悪霊や悪魔の仕業と見なされることがあり、頭蓋骨に穴を開けることで、これらの邪悪な存在を体外に追い出すことができると考えられていた。

これは宗教的な信念に根差しており、医学的な根拠よりも超自然的な要素が重視されていたため、結果として手術が行われることが多かった。

 

中世におけるトレパネーションの技術は、古代の方法に比べてやや原始的であったが、意外なことに、いくつかの記録や発掘された頭蓋骨の痕跡からは、術後に患者が生存した例も確認されている。これにより、医師たちは少なくとも一定の成功を収めていたことが推測できる。

当時の医師たちは金属製の手術器具を用い、慎重に頭蓋骨を削り、内部の損傷を処置していた。

 

一方で、トレパネーションは非常に危険な手術であり、感染症や出血による死亡のリスクが常に伴っていた。

麻酔や無菌環境が未発達であったため、患者は非常に苦痛を伴う治療を受けなければならなかった。

それでも、この手術は中世の医学において重要な手法の一つとされ、時には患者の命を救う効果的な手段とみなされていた。

中世ヨーロッパのトレパネーションは、科学的根拠に基づく現代医療とは大きく異なるが、当時の医師たちが限られた知識と技術の中で最善を尽くしていたことを示す興味深い事例である。

 

紀元前に行われていた穿頭術、どういったきっかけで行うようになったかは謎だが、当時既に頭を開き治療し尚且つ患者が生きて治り始めていたとするのは十分に技術のオーパーツと言えるのではないか。

ちなみに、ペルーは古代から現代にかけてUFOの目撃情報が絶えない地域としても知られている。

もしかしたら宇宙人から伝わった、もしくは見た技術を試してみていたのかもしれない。

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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