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【オカルト】いつまでと鳴く怪鳥「以津真天」

鳥山石燕によって描かれた「いつまで、いつまで」と鳴き空を飛ぶ怪鳥「以津真天」をご紹介しよう。

以津真天とは

SekienItsumade.jpg
Toriyama Sekien (鳥山石燕, Japanese, *1712, †1788) – scanned from ISBN 4-336-03386-2., パブリック・ドメイン, リンクによる

以津真天(いつまで)は、江戸時代の日本の妖怪画集『今昔画図続百鬼』に登場する怪鳥だ。

この妖怪は、鳥山石燕によって描かれたことでも知られている。

以津真天は、人間のような顔を持ち、曲がったくちばしには鋸のような歯が並び、体はヘビのようで、両足の爪は剣のように鋭く、翼は約4.8メートルもあるとされている。

以津真天の伝説

『太平記』によると、建武元年(1334年)の秋に疫病が流行した。

毎晩のように紫宸殿(ししんでん)の上に現れ「いつまでも、いつまでも」と鳴いて人々を恐れさせていた怪鳥が「以津真天」だ。

この怪鳥は、死者を放置することへの非難として「いつまで、いつまで」と鳴いていたとされ、弓の名手でもあった現真弓広有によって退治されたと言われている。

以津真天の名前は、その鳴き声から鳥山石燕が名付けたもので、『太平記』には具体的な名前は記されてはいなかった。

昭和以降の妖怪関連の文献では、「いつまでん」とも読まれ、戦乱や飢餓で死んだ人々の死体を放置すると、この怪鳥が現れるとされている。

死んだ者たちが自身の遺体をいつまでも放置している事に腹を立て怨霊となり、鳥と化したものであるという説もある。

疫病によって死した人たちが放置され、腐敗し、さらに疫病の温床となると言ったことの警鐘として生まれた妖怪なのではないか。

 

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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