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【オカルト】のっぺらぼうの亜種?歯を黒く染めて人を驚かす「歯黒べったり」

今回はのっぺらぼうの亜種とも考えられる、歯をべったりと黒く染めて人を驚かす「歯黒べったり」というよう気合を紹介しよう。

歯黒べったりとは?

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Takehara Shunsen (竹原春泉) – ISBN 4-0438-3001-7., パブリック・ドメイン, リンクによる

 

「歯黒べったり」(はぐろべったり)は、日本の妖怪の一種だ。

この妖怪は、目も鼻もない顔に大きな口だけがあり、その口にはお歯黒(歯を黒く染めること)がべったりと塗られ人前に現れ驚かすとされる。

 

起源と特徴

起源: 江戸時代後期に出版された『絵本百物語』に初めて登場した。

特徴: 美しい女性の姿をしているが、振り向くと目鼻がなく、大きな口で笑う姿が描かれている。この妖怪は人を驚かせるだけで、直接的な危害を加えることはないとされる。

伝承

東北地方の昔話: お歯黒をつけた大きな口を持つ老婆や女性が登場し、人々を驚かせる話が伝えられている。

現代の解釈: 妖怪漫画の大家・水木しげる氏の著作では、夕闇迫る町外れの神社や寺に現れ、通りかかった人を驚かせるとされている。

歯黒べったりは「のっぺらぼう」の亜種とも言われ、狐狸の化け損ないとされることもあるが定かでは無い。

歯黒べったりが出現する場所

歯黒べったりは、主に以下のような場所で出現するとされている。

神社や寺: 特に夕方や夜に、町外れの神社や寺の周辺で目撃されることが多い。

人里離れた場所: 人があまり通らない静かな場所や、古い建物の近くでも現れることがある。

暗い道: 街灯が少ない暗い道や、人気のない小道などでも出現することがある。

歯黒べったりの伝説

ここでは2つほど、歯黒べったりに関する伝説をご紹介しよう。

「じゃんがら念仏」という福島県に伝わる話だ。

ある夏の夜、福島県の平の町で大勢の人々が集まって盆踊りを楽しんでいた。

その中に、一人の若い女性が手ぬぐいをかぶって踊っていた。

彼女の美しい姿に目を引かれた三人の若者が、踊りが終わった後に彼女の後を追いかけた。

彼らは彼女を褒め、さらに調子に乗って「あなたの体でもいいぞ」と言いった。

女性は恐れることなく、一人ずつ草むらで相手をした。

別れ際に若者たちが「また会いたいから顔を見せてくれ」と頼むと、女性は手ぬぐいを取ると、その顔にはお歯黒を付けた大きな口だけがあった。

若者たちは恐怖で逃げ去り、町の人々は「お歯黒をしていたのなら誰かの女房だろう」と首をひねるばかりだったとする。

ちなみにじゃんがら念仏には歯黒べったりの名称などは無いが、驚かせ方などの類似点から歯黒べったりの可能性が指摘されている。

 

そしてもう一つが「古い社の前の女」という伝説だ。

ある人が古い社の前を通りかかったとき、美しい女性が伏し拝んでいるのを見かけた。

興味を持ったその人は、戯れに声をかけてみた。

すると、その女性が振り向きましたが、顔には目も鼻もなく、大きな口だけがあり、その口はけらけらと笑い、非常に恐ろしいものだった。

その人は二度とその場所を通りたくないと思うほどの恐怖を感じたとされる。

この話は、江戸時代後期に出版された『絵本百物語』に収録されており、歯黒べったりの典型的な姿と驚かし方として伝わっている。

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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