【オカルト】魔除けや厄除けなどお守りになっちゃった博識妖怪「白澤」

人に害を与える妖怪がいる一方で、人に何かを与える妖怪も存在する。その代表格が博識妖怪「白澤」だ。

白澤とは?

Painting of the deity Hakutaku by Fukuhara Gogaku, 1785 Wellcome L0040262.jpg
https://wellcomeimages.org/indexplus/obf_images/3f/66/255cec859854061f49ef22c3992f.jpgGallery: https://wellcomeimages.org/indexplus/image/L0040262.htmlWellcome Collection gallery (2018-04-01): https://wellcomecollection.org/works/n6mz4wa6 CC-BY-4.0, CC 表示 4.0, リンクによる

 

白澤(はくたく)は、中国の伝説に登場する瑞獣(神獣・聖獣)の一種だ。

白澤は人間の言葉を理解し、万物の知識に精通していると伝えられている。

その姿を描いた図画は魔除けとして用いられ、特に病魔や災害を防ぐ力があると信じられていた。

 

白澤の特徴

外見: 白澤の姿は資料によって異なりますが、一般的には人面を持った牛や獅子のような姿で描かれる。頭には二本の角があり、額や胴体には複数の目があることが多い。

知識: 白澤は古今の魑魅魍魎(ちみもうりょう)の知識に詳しく、病魔や天災についての対処法を知っていると言われる。

 

白澤の伝説

白澤にまつわる最も有名な伝説は、古代中国の皇帝・黄帝(こうてい)が白澤に出会い、1万1520種の妖異鬼神の知識を授けたというものだ。

黄帝はその知識を「白澤図」として書き記し、世の害を除くために用いたと伝わっている。

 

日本での白澤

日本でも白澤は魔除けや厄除けとして信仰された。江戸時代には、旅行のお守りとして白澤の図を持ち歩いたり、病魔よけに枕元に置いたりする習慣があった。

 

日本で見られる白澤図

日本で白澤の図や彫刻を見ることができる場所はいくつかあり、特に有名なのは以下の場所だ。

 

日光東照宮

栃木県の日光東照宮には、白澤の絵が描かれた杉戸がある。これは将軍の着座の間にあり、魔除けとしての役割を果たしている。

 

和漢三才図会

江戸時代の百科事典『和漢三才図会』には、白澤の図が掲載されている。この図は、白澤の姿や特徴を詳細に描いており、当時の人々にとって重要な魔除けの一つだった。

 

鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』

江戸時代の妖怪画家、鳥山石燕が描いた『今昔百鬼拾遺』にも白澤が登場する。この図録は、妖怪や神獣の姿を詳細に描いたもので、白澤の姿もその中に含まれている。

 

現代の展示

現代の博物館や美術館でも、特別展や常設展で白澤の図や彫刻が展示されることがある。例えば、妖怪や神話に関する特別展では、白澤の図が展示されることが多い。

 

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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