【歴史】怖い幽霊で四谷怪談でも知られる「お岩さん」実は貞女の鑑だった件

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四谷怪談で知られる「お岩さん」は顔が醜く怖いお化けとして広く知られているが、実は御家復興を成し遂げる貞女の鑑だった。

お岩さんは実在した

Kuniyoshi The Ghost in the Lantern.jpg
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[[File:Kuniyoshi The Ghost in the Lantern.jpg|thumb|東海道四谷怪談 『神谷伊右エ門 於岩のばうこん』(歌川国芳)]]

 

お岩さんは、江戸時代初期に実在した人物で、四谷左門町で健気な人生を送ったと伝えられている。

彼女は徳川家の御家人の娘で、夫とは仲の良い夫婦だった。

しかし、家計が苦しかったため、お岩さんは商家に奉公に出て家計を支え、ついには武家復興を遂げる。亡くなった後は田宮神社於岩稲荷に祀られ、武家の女性からは貞女の鑑として信仰を集めた。

彼女の物語は、歌舞伎の演目「東海道四谷怪談」でも有名でお岩さんは美しさと怨念の両面を持つ幽霊として伝わっているが、実際は怪談とは全く違う姿が残されている。

ただ、江戸時代に残された「四谷雑談集」という小説には、お岩さんは醜女かつキツい性格をしている事が伝えられており、これらの情報が集約され怪談のお岩さん像が出来上がったのではないかと推察されるが本当のところは分からない。

 

お岩さんのエピソード

お岩さんの生い立ちと悲劇

お岩さんは、徳川家の御家人の娘で、四谷左門町で健気な人生を送った。

彼女は美しい容姿で評判でしたが、幼少期に疱瘡(天然痘)を患い、顔にあばたが残ってしまった。

家計が苦しかったため、お岩さんは商家に奉公に出て家計を支えた。

 

お岩さんの結婚と悲劇

お岩さんは民谷伊右衛門と結婚し、夫婦仲は良かったと言われている。

しかし、伊右衛門は上司である与力・伊東喜兵衛の妾に心を移してしまった。

喜兵衛は孕んだ妾を伊右衛門に厄介払いしたいと申し出、二人で組んでお岩さんを田宮家から追放する。

 

お岩さんの祟りと伊右衛門の運命

お岩さんは発狂して蒸発し、以降伊右衛門とその一族は次々と悲劇に見舞われて家は取り潰されてしまった。

伊右衛門はお岩さんの祟りに苦しむこととなり、最終的には彼女の亡霊によって成敗された。

 

現代に残るお岩さんのゆかりの地

お岩さんは於岩稲荷田宮神社や於岩稲荷陽運寺などに祀られるなど、東京都内に残る神社や寺にも影響を与えている。

また、お岩さんのお墓も現存しており、東京都豊島区巣鴨の妙行寺に存在。こちらは二代目田宮伊右衛門の妻の墓として残されている。

 

 

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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