【風俗・行事】美容意識に目覚め始めた鬼、節分を嬉々として迎える
来る二月三日は節分の日だが、近年の節分は鬼にある変化が起きている。
二月三日は節分の日で、人間が持つ煩悩をつかさどる５色の鬼を邪気に例え「鬼は外、福は内」と大豆を蒔いて邪気払いし、年齢の数だけ豆を食べて１年間の幸福を祈るという行事だが、近年の節分では担当する鬼たちにある変化が起きている。
伝統的には、鬼は大豆を嫌がり、それをまくことで除霊や厄払いが行われてきましたが、最近の鬼たちは大豆を嫌がらなくなり、むしろ美容意識に目覚めているという噂が出てきた。
ある節分の日、村に住む子供たちは期待に胸を膨らませ、豆を当てる為の鬼が現れるのを待っていた。
数刻して鬼が現れ、子供たちが豆をまき始めると驚きの光景が待っていた。
鬼たちは当てられた大豆を嬉々として拾い始め、玄関にぶら下げていた鰯の頭も丁寧に外しているではないか。
村の人々は最初は驚き戸惑っていたが、鬼の一人から事情を聴くと思わず納得してしまった。
なぜなら、鬼たちも美容意識が高まり、大豆の栄養価を理解していのだ。
鬼たちも美容と健康に配慮し、大豆に含まれる「いそふらぼん」なるものをを積極的に摂取することで、コレステロールや脂肪を減らすことを助け、自らの肌を健康で美しく保とうとしていたのだ。
特に「大豆さぽにんは抗酸化作用に期待が持てる」「身体の内側からキレイになれる」と話し、村人を驚かせた。
また「鰯も山の中では貴重な栄養源、これで更に美しくなれる」「カルシウムやビタミンも摂れる故ありがたく貰っていく」と丁寧に処理しながら仕舞っていた。
そして村人は思った「豆蒔いてる場合じゃねえ」と。
この出来事がきっかけで、節分の日は村の人々と鬼たちが協力して大豆を食べ、美容と健康を促進し祝福する特別なイベントに変わっていった。
美容意識に目覚めた鬼は住処を村に変え、村人とともに大豆生産に力を入れ始める。
節分が村全体の結びつきを深める素敵な伝統となっている。
※全て嘘で全て偽