【オカルト】妖怪ろくろ首には2種類が存在!伸びるか抜けるかアナタはどっち?
日本の代表的な妖怪として知られる「ろくろ首」。じつは2種類が存在していることはご存じだろうか?
ろくろ首とその種類
「ろくろ首」とは、日本の伝統的な妖怪の一種で、大きく分けて二つのタイプが存在する。
一つは首が異常に長く伸びるタイプ、もう一つは首が体から離れて飛び回る「抜け首」と呼ばれるタイプだ。
伝説によると、これらの妖怪は夜に活動し、人を驚かせたり、悪さをするとされている。
ろくろ首の話は、古典的な怪談や随筆によく登場し、日本の怪奇趣味を満たすために創作で生み出された産物とも言われている。
また、ろくろ首の語源には複数の説があり、その一つにはろくろ(陶器を作る際に使う回転盤)を回す感触に由来するというものもあるが定かでは無い。
ろくろ首の伝説が伝わる文献は?
ろくろ首は、主に日本の伝承や民話に登場する妖怪で、特定の場所に現れるとされている。
例えば、江戸時代の随筆『中陵漫録』には、吉野山の奥地にある「轆轤首村」の住人は皆ろくろ首であると記述されている。
また、福井県や熊本県の一部地域に関連する話がある。
ろくろ首の親戚は中国~東南アジア~アメリカにもいる
「飛頭蛮(ひとうばん)」は、中国の伝説に登場する妖怪だ。
通常は人間の姿をしていますが、夜になると首(頭部)だけが胴体から離れて空中を飛び回るとされる。
この妖怪は、中国の古典文献に記述されており、特に「三才図会」や「捜神記」といった文献でその存在が語られている。
飛頭蛮は、日本の妖怪「ろくろ首」と似た特徴を持っているが、首が伸びるタイプは無く、飛頭蛮は首が飛び回るタイプのみを指す。
また、飛頭蛮は中国南部からベトナムにかけての地方、特に嶺南地方の洞穴に住むとされ、夜になると耳を翼のように使って飛び回り、虫を食べるという特徴がある。
飛頭蛮の話は、中国だけでなく、他の地域にも似たような伝説が存在しており、マレー半島の「ペナンガラン」や南アメリカの「ウミタ」など、首が飛び回る妖怪の伝承は世界中に見られる。
特に前述のマレー半島「ペナンガラン」はろくろ首や飛頭蛮よりも更に恐ろしい外見をしており、抜けた首の下から内臓までこんにちわした状態で飛び回るそうだ。
夜に逢ったら間違いなく卒倒すること間違いなし。
現代ではなかなか見られない妖怪達だが、きっとスマホ全盛でどこでも写真や動画が撮られることを嫌って出てこないだけなのかもしれない。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ