【オカルト】NARUTOの方が知られているだろう妖怪「大蝦蟇」
忍者漫画で有名なNARUTO(ナルト)にも登場して、こちらの方が知名度が高いカエルの妖「大蝦蟇(おおがま)」を紹介しよう。
大蝦蟇とは?
Takehara Shunsen (竹原春泉) – ISBN 4-0438-3001-7., パブリック・ドメイン, リンクによる
[[ファイル:ShunsenOgama.jpg|thumb|竹原春泉画『絵本百物語』より「周防の大蟆」]]
大蝦蟇(おおがま)は、江戸時代の奇談集『絵本百物語』や北陸地方の奇談集『北越奇談』などに見られる巨大なガマガエルの怪異だ。
妖山中に棲息する野生動物は通常の野外のものよりもずっと巨大なものもあることから、このような巨大なガマの伝承が生まれたと考えられている。
また、ガマガエルが妖怪視されたことについては、カエルが長い舌で虫などを捕える様子が、あたかも虫がカエルの口の中に吸い込まれるようにも見えるため、こうしたカエルやガマが人間の精気を吸うなどの怪異のあるものと考えられたとの解釈もされている。
大蝦蟇に関する伝承
この怪異について、以下のような伝承が残っている。
周防の大蟆(すおうのおおがま)
『絵本百物語』によれば、周防国の岩国山(現在の山口県岩国市)の山奥に住む大蝦蟇で、体長は約8尺(約2.4メートル)とされる。
この大蝦蟇は口から虹のような気を吐き、触れた鳥や虫たちを口の中へと吸い込み、夏には蛇まで食べるとされている。ちなみに一部のカエルはヘビを実際に食べる。
北越奇談
越後国村松藩(現在の新潟県五泉市)で、藤田という武士が河内谷の渓流で釣り場を探していたところ、山深くの淵のそばに突起だらけの3畳ほどの岩場を見つけた。
絶好の釣り場と思い、しばらく釣り糸を垂れていたが、別の武士が手真似で「早く帰れ」と示して逃げ去った。
その武士によれば、藤田が乗っていたものが火のように赤い目玉を開き、口をあけてあくびをしたとのこと。
再び2人が元の場所へ戻ると、藤田の乗っていた岩と思われるものは跡形もなく消え失せていた。
実はそれは岩ではなく大蝦蟇であり、突起と思ったものは蝦蟇のイボだったと言われている。
NARUTO(ナルト)にも蝦蟇は登場する
漫画『NARUTO』 シリーズにも物語の早い段階から大蝦蟇が登場する。
大蝦蟇は、ナルトの口寄せの術で召喚されるキャラクターの一部であり、彼らは様々な能力を持って魅力的に描かれている。そのいくつかのキャラを紹介しよう。
ガマブン太
妙木山に住む巨大な蝦蟇で、体長は約50メートル。
煙管を咥えて着物を羽織っており、その特徴的な姿勢が印象的で、彼はナルトから「ガマオヤビン」と呼ばれ、師弟関係を築いている。
ガマブン太は巨大なドスを武器にし、可燃性の高い油を吐き出し術に応用することが出来る。
ガマ吉
ガマブン太の子供で、ナルトと自来也が彼を口寄せに失敗した際に登場した。おやつ好きでかわいらしい性格を持ち、火遁を使える。
ガマ竜
ガマブン太の子供で、彼の兄弟だ。彼もナルトと自来也によって口寄せされ登場した。父親譲りの迫力があり、水遁系の術も得意。
昔の妖怪が今でも活躍している。過去にこの妖怪の事を記した人間から見れば、どのように思うのか気になる。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ