【オカルト】夕闇に空を舞い人を襲う布の妖怪「一反木綿」

今回は夕闇に空を舞い人々を襲うと伝わる布の妖怪「一反木綿」について紹介しよう。

一反木綿とは?

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土佐光信 (Tosa Mitsunobu, Japanese, †1525) – scanned from 4-3097-6103-8., パブリック・ドメイン, リンクによる

 

一反木綿(いったんもめん)は、鹿児島県肝属郡高山町(現在の肝付町)に伝わる妖怪だ。

長さ約10.6メートル、幅約30センチメートルの木綿のような姿をしており、夕暮れ時に空を飛び、人を襲うと伝わっている。

 

特徴と伝承

外見: 一反木綿は白い布のような姿をしており、首に巻きついたり、顔を覆ったりして窒息させる。
行動: 夕暮れ時に現れ、人を巻き込んで空へ飛び去ることがあると伝わっている。
伝承: 子供たちが遅くまで遊んでいると「一反木綿が出るよ」と戒める風習が残っている。

現代の目撃談

近年でも、一反木綿のような布状の飛行物体の目撃談が報告されています。例えば、福岡県では新幹線と併走するように飛ぶ姿が目撃されたことがある。

 

一反木綿の起源

一反木綿の起源は、鹿児島県肝属郡高山町(現在の肝付町)に伝わる伝承が元とされる。

この地域では、夕暮れ時に長さ約10.6メートル、幅約30センチメートルの木綿のようなものが空を飛び、人を襲うと伝わっている。

 

起源の背景

土葬の習慣: 一反木綿が現れる地域では、かつて土葬の際に木綿の旗を立てて弔う習慣があった。この旗が風に乗って飛ぶ様子が妖怪として伝承されたと考えられている。
子供の戒め: 親が農作業で忙しい夕暮れ時に、子供たちが遅くまで遊んでいると危険だという戒めとして、一反木綿の話が使われていた。

民俗学的視点

民俗学者の柳田國男と地元の教育者である野村伝四が共著した『大隅肝属郡方言集』に、一反木綿の伝承が記録されている。

また、古典の妖怪絵巻『百鬼夜行絵巻』に描かれた布状の妖怪が、一反木綿のルーツとされることもある。

 

我々がイメージする一反木綿は水木しげる氏の一反木綿の印象が強いので良い妖怪に見えるが、実際には人を襲う恐ろしい妖怪なのだ。

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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