【オカルト】目の錯覚から生まれたかもしれない妖怪「目目連」

今回紹介する妖怪は「ある条件が重なる事で起きる目の錯覚」が妖怪化したと言われている。それは「目目連」だ。

目目連とは?

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Toriyama Sekien (鳥山石燕, Japanese, *1712, †1788) – scanned from ISBN 4-336-03386-2., パブリック・ドメイン, リンクによる

 

目目連(もくもくれん)は、日本の妖怪で、鳥山石燕の画集『今昔百鬼拾遺』に登場する。

荒れ果てた家の障子に無数の目が浮かび上がる姿で描かれており、解説文によれば碁打ち師の念が碁盤に注がれ、さらに家全体に現れたと文献には残されている。

この妖怪は、妖怪漫画家・水木しげるの次女・悦子が中学時代に京都府の旅館で目撃した障子の格子に目のようなものが浮かび上がって動き回る現象を指して「目目連」と語ったことでも知られているが、目目連の正体については、バーゲン錯視に関連する様で、次女・悦子氏と同様に石燕も同じものを見て創作した妖怪の可能性が高い。

 

バーゲン錯視とは

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逃亡者 – File:Bergen’s illusion 20200723.png, パブリック・ドメイン, リンクによる

 

バーゲン錯視は、視覚に関する錯覚の一種で、黒い線の交わる箇所が目のように光って見える現象の事を言う。

具体的には、白い対角線と黒い図形で囲まれた格子戸の交点上に無数の黒点のスプライトが見える錯視だ。

これは意外に日常でも見ることが出来る非常に身近な錯覚と言える。

 

目の錯覚や自然現象が元になったり、その現象が原因で亡くなってしまった人が居ると、人はそれを妖怪として生み出してしまうのかもしれない。

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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