【オカルト】様々な場所を映し出したり魔なる者の正体を見破る鏡「雲外鏡」
様々な場所を映し出したり魔なる者の正体を見破る鏡が妖怪化したもの「雲外鏡」を紹介しよう。
雲外鏡とは?
Toriyama Sekien (鳥山石燕) – scanned from ISBN 978-4-336-03386-4., パブリック・ドメイン, リンクによる
雲外鏡(うんがいきょう)は、江戸時代の浮世絵師・鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』に登場する日本の妖怪だ。
この妖怪は、長い年月を経た鏡が妖怪化したもので、鏡の中に怪しい顔が浮かび上がるとされており、鏡をのぞき込むと怪しい顔はにこやかに笑いかけて来るらしい。
雲外鏡は「照魔鏡」とも呼ばれ、魔物の正体を映し出すとされる伝説の鏡に由来しており、漫画・アニメ・ライトノベルでは重要な役割を持つキャラとして使われることが多い。
また、狸の姿をした妖怪として描かれることもあり、腹に鏡を持ち、様々な場所の様子を映し出す能力を持つとされる。
雲外鏡の伝説
雲外鏡にはいくつか伝説が残されている。
照魔鏡の伝説
雲外鏡は「照魔鏡」とも呼ばれ、魔物の正体を映し出すとされている。
例えば、中国の伝説では、殷の紂王を堕落させた美女・妲己の正体を見破ったとも言われている。
付喪神としての雲外鏡
長い年月を経た鏡が妖怪化したもので、妖怪となった自分自身の顔を鏡面に映し出す。
狸の姿をした雲外鏡
映画『妖怪大戦争』では、狸の姿をした妖怪として描かれ、腹に鏡を持ち、様々な場所の様子を映し出す能力を持つとされている。
水木しげる氏の伝説
旧暦8月の十五夜に月明かりのもとで水晶の盆に水を張り、その水で鏡面に怪物の姿を描くと、鏡の中にその怪物が棲みつくという伝説がある。
これらの伝説は、古来より鏡が神秘的な力を持つものとして扱われている事から、神具・妖怪・異界の扉といった役割が与えられているのだろう。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ