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【オカルト】山中で不気味な声を上げて啼く「児啼爺」

ゲゲゲの鬼太郎ではレギュラーを張る「児啼爺(こなきじじい)」という妖怪、実は伝承が残っておらず、創作の存在だったのはご存じだろうか。

児啼爺とは?

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みっち – photo taken by みっち, CC BY-SA 2.1 jp, リンクによる

 

「児啼爺」は日本の伝承上の妖怪で、本来は老人の姿をしていますが、夜道で赤ん坊のような産声をあげるとされている。

通行人が泣いている子泣き爺を見つけて抱き上げると、体重が次第に重くなり、手放そうとしてもしがみついて離れず、遂には命を奪ってしまうと伝えられる。

ただし、民間伝承の会に寄せられた論文には、子供の泣声を真似る怪として記述されているのみで、前述の命を奪うような行動は無く「児啼爺」の名も出ていない。

実際の伝承地である徳島県では、子泣き爺の伝説は存在しないことが判明している。

しかし、山中で不気味な赤ん坊の声で泣く妖怪や、人間が抱き上げると重たくなって離れない妖怪などの話が混在して、子泣き爺の話が生まれた可能性も示唆され後世で創作された妖怪の可能性も示唆されている。

ちなみに『ゲゲゲの鬼太郎』で名脇役として描かれたことから、一般的には妖怪として認知されている。

 

児啼爺の特徴

「児啼爺」について一般的に知られている特徴を紹介しよう。

 

姿と特徴

本来は老人の姿をしていますが、夜道で赤ん坊のような産声をあげるとされている。

通行人が泣いている子泣き爺を見つけて抱き上げると、体重が次第に重くなり、手放そうとしてもしがみついて離れず、遂には命を奪ってしまうとされている。

書籍によっては、子泣き爺は石のように重くなることで抱き上げた人間を押し潰すとも記述されていますが、民俗学者の柳田國男さんはこれを創作と指摘している。

能力とエピソード

子泣き爺は、抱き上げると体重が増加し、最大で2トンにもなる特異な能力を持っている。

ただし、この能力に関しては後世またはゲゲゲの鬼太郎で創作されたものであり、実際は山中などで「オギャー」と啼くだけの現象のようだ。

 

ちなみに、徳島県の郷土史家が児啼爺の伝承が伝わる地域を特定しており、児啼爺の像も建てられている。

更に付け加えると、青森県平内には「子なき婆」の伝承もあり、正体はカボチャとの話しも残っている。

 

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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