【オーパーツ】宇宙人・古代文明人・無脳症児 様々な説がある土偶「遮光器土偶」

特殊な形の造形から宇宙人・古代文明人など様々な説が挙がる土偶「遮光器土偶(しゃこうきどぐう)」について紹介しよう。

遮光器土偶とは?

青森県つがる市木造亀ヶ岡出土 遮光器土偶-2.JPG
Saigen Jiro東京国立博物館展示。撮影可能下でSaigen Jiroが撮影。, パブリック・ドメイン, リンクによる

 

遮光器土偶は、女性をかたどったものが多く、大きな臀部、乳房、太ももが特徴の土偶だ。

胴体には複雑な紋様が施されており、朱などで着色された痕跡が見られるものもある。

また、大型のものは中が空洞になっており、これは焼く際にひび割れを防ぐためと考えられている。

出土場所と時期

遮光器土偶は主に東北地方から出土し、縄文時代晩期(約紀元前1000年~紀元前400年)のものが多い。

特に有名なものは青森県つがる市の亀ヶ岡遺跡から出土したもので、国の重要文化財に指定されている。

 

用途と役割

遮光器土偶の用途については、いくつかの説があります。多産や豊穣を祈願するための儀式に使われたとする説や、病気や怪我を治すための身代わりとして使われたとする説がある。

また、再生や鎮魂の祈りを込めて土偶を作り、土の下に埋めたという説もある。

 

主な作例

亀ヶ岡遺跡(青森県)出土の遮光器土偶: 高さ34.2cmの中空土偶で、国の重要文化財に指定されている。

恵比須田遺跡(宮城県)出土の遮光器土偶: 高さ36.1cmの中空大形土偶で、国の重要文化財に指定されている。

手代森遺跡(岩手県)出土の遮光器土偶: 破片の状態で発見され、完全に復元されたものだ。

オカルト視点でみる遮光器土偶

遮光器土偶は、縄文時代に作られた土偶の一種で、その独特な形状から様々なオカルト的な解釈がされている。

以下に、いくつかのオカルト視点からの解釈をまとめてみた。

 

宇宙人説

遮光器土偶の特徴的な目の形状が、エスキモーの遮光器(スノーゴーグル)に似ていることから、「宇宙人を模したものではないか」という説がある。

この説は、スイスの考古学者エーリッヒ・フォン・デニケンが提唱し、広く知られるようになった。

 

超古代文明説

遮光器土偶の高度な技術力から、古代の高度な文明が存在していたのではないかという説もある。

特に、土偶の中が空洞になっていることや、精巧な造形が数千年前の技術では難しいとされることから、超古代文明の遺物とする見解もある。

 

儀式用具説

遮光器土偶は、多産や豊穣を祈願するための儀式に使われたとする説。

この説では、土偶の体の一部が意図的に切断されていることから、自分の体の悪い部分、治したい部分を土偶に肩代わりしてもらう儀式の一環であるとの見方がある。

 

精霊や神の象徴説

一部の研究者は、遮光器土偶が縄文人の信仰対象である精霊や神を象徴していると考えている。

この説では、土偶の奇妙な形状が、目に見えない存在を表現しているとされている。

 

ただ、これらの説は、いずれも確固たる証拠があるわけではなく、オカルト的な視点からの解釈に過ぎない。

無脳症児と遮光器土偶の関連性

遮光器土偶と無脳症児との関連性については、いくつかの仮説が存在するが、確固たる証拠はない。

 

無脳症児を模した説

遮光器土偶の特徴的な大きな目や頭部の形状が、無脳症児の頭蓋骨の形に似ていることから、一部の研究者は遮光器土偶が無脳症児を模しているのではないかと考えられている。

無脳症は、胎児の発育過程で脳が正常に形成されない先天性疾患であり、その結果、頭部が異常に大きくなることがある。

 

儀式や信仰の対象としての説

無脳症児が生まれた場合、その子供が特別な存在として扱われ、遮光器土偶がその象徴として作られた可能性もある。

この説では、無脳症児が神聖視され、特別な儀式や信仰の対象となったと考えられているからだ。

 

単なる偶然の一致説

一方で、遮光器土偶の形状が無脳症児の頭蓋骨に似ているのは単なる偶然であり、特に関連性はないとする見解もある。

この説では、遮光器土偶の形状は単に芸術的な表現や文化的な要素に基づくものであるとされている。

 

これらの仮説は、いずれも確固たる証拠があるわけではなく、学術的な議論の対象となっている。

遮光器土偶の作られた時代や宗教観やデザインが、こうした多様な解釈を生み出しているのは確かだ。

 

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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