【オーパーツ】バクダッドで発見された古代電池「パルティアの壺型電池」

電気はつい最近発見されたと思われがちだが、実は2000年も前から当たり前のように使われていたのかもしれない。今回は「パルティアの壺型電池」を紹介しよう。

パルティアの壺型電池(バグダッド電池)

Ironie pile Bagdad.jpg
Ironie投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 2.5, リンクによる

 

パルティアのつぼ型電池、通称「バグダッド電池」は、現在のイラク、バグダッド近郊で発見された古代の土器の壺だ。

バグダッド電池は、現在のイラク、バグダッド近郊のホイヤットランプファ遺跡で発見された。

この遺跡は1930年代に発掘され、壺は民家の遺構の中で、呪文が書かれた3つの鉢と共に出土したとされる。

そして、1938年にドイツ人研究者ヴィルヘルム・ケーニヒによって「ガルバニ電池の一種ではないか」と提唱されたことで一気に知名度が上がった。

 

構造

バグダッド電池の構造は以下の通り。

  • 高さ: 約10 cm
  • 直径: 約3 cm
  • 素材: 粘土で作られた素焼きの土器
  • 内部構造: アスファルトで固定された銅の筒、その中に鉄製の棒が差し込まれている
  • 液体の痕跡: 底に何らかの液体が入っていた痕跡が残っている

 

電池説

ケーニヒの提案に基づき、電池メーカーのボッシュが復元実験を行い、酢やワインを電解液として使用した結果、0.9 – 2ボルト程度の電圧が発生した。

このことから、バグダッド電池は古代の電池として機能した可能性があると指摘されている。

バグダッド電池の使用用途仮説

バグダッド電池がどこで使用されたかについては、明確な証拠がないため、いくつかの仮説が存在するにすぎない。

 

宗教的・儀式的用途

電池が発見された場所が宗教的な呪文が書かれた鉢と共に出土したことから、宗教的な儀式や祈祷に関連して使用された可能性がある。

 

電気メッキ

一部の研究者は、バグダッド電池が金属の電気メッキに使用されたと考えている。

実験では、バグダッド電池を使って銀製品に金メッキを施すことが可能だった。

 

医療用途

電気療法の一環として使用された可能性もある。

古代の医療では、電気が治療に利用されることがあったとされている。

 

仮説は多数立てられども、電池としての利用法や、電気を使ったことを補強する文献や物などが出土しない限り、古代の電池とは断定できないだろう。

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

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