人類の歴史の中で、人々は常に超自然的な力や不思議な現象に興味を抱いてきた。
その中でも、死後の世界や死体にまつわるオカルト的な実験は、古代から現代まで多くの者を魅了し、今現在ではアニメやゲームなど幅広く知られ使われているのが動く死体こと「ゾンビ」。
今回は、その中でもゾンビの源流ともいえる動く死体を生み出す方法について紹介してみる。
死者の肉体が動くという現象は、人々の恐怖や好奇心を刺激するもので、歴史上様々な文化や信仰で、死者の肉体が奇跡的な形で動くという話が伝えられてきた。
また、現在でもこのような現象が起こると信じられ、実際に行われている場合もある。
まず最初に紹介するのは伝統的な儀式により、動く死体を作り出すというものだ。
以下はブードゥー教の司祭「ボコ」による儀式だ。
死体の準備: 実験に使用する死体を選びます。新鮮でなければならず、なるべく死後すぐのものを選ばなければならない。
呪文や儀式の準備: 動く死体を作り出すためには、強力な呪文や儀式が必要。ボコは依頼により死体の名前を呼び続け魂を貶め、肉体を動かすための力を引き出す。
死体への操作: 死体の各部位に対して、呪文や儀式を施す。これにより死体の肉体を動かす準備が整う。
力の解放: 最後に、準備が整った死体に対して、特定の儀式を行い、呪文を唱えます。これにより、死者の肉体が一時的に動き出すとされる。
この実験は倫理的にも問題があり、死者を貶めることは死者の尊厳を侵害する行為であるため推奨できない。
この儀式によって動く死体が出来上がる現象は起こりえず、完全な死者の蘇生はあり得ない。
実践してしまった場合、遺族や関係者に不安や苦悩を与えてしまう上に、頭がおかしい人扱いされて「死体損壊等罪」に問われるため絶対に行ってはいけない。
ちなみに儀式によって出来上がるゾンビは他者を襲うのではなく「労働力」目的だったそうで、現代のゾンビとは違い「噛んだ人に感染しゾンビになる」「人を食い殺す」といった側面は無かった。
ブードゥー教を信仰するハイチなどでは、市場などでゾンビを見かけたといった話が絶えない。
もしかしたら今現在も労働力として農園で働いているかもしれない。
※全て嘘で全て偽（いちぶほんとう）