【オカルト】奄美群島に伝わる穏健な妖怪「ケンムン」

奄美群島に伝わる妖怪で名前が挙がる妖怪と言えば「ケンムン」だ。

ケンムンとは?

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Nagoya Sagenta (名越左源太時敏, Japanese, *1819, †1881) – scanned from ISBN 978-4-7741-2451-3., パブリック・ドメイン, リンクによる

 

ケンムンは、奄美群島に伝わる妖怪で、河童や沖縄のキジムナーと似た特徴を持っている。

ケンムンは水の精霊であると同時に木の精霊でもあり、ガジュマルの木を住処にしていると伝わっている。

外見

体型: 小さな子供くらいの身長で、全身が赤い毛に覆われている。

手足: 異様に長く、座ると膝が頭の上にくるほど。

顔: 目は赤く鋭く、口は尖っている。髪は黒または赤のおかっぱ頭で、肌は赤みがかっている。

 

習性

住処: ガジュマルの木を住処とし、この木を切ると祟られると恐れられている。

食べ物: 魚や貝、特に魚の目玉を好みます。カタツムリやナメクジも食べますが、蛸を嫌うとされる。恐らくイカも嫌うだろう。

行動: 相撲が好きで、人に出会うと挑戦してくることがある。また、悪戯好きで、動物に化けて人を驚かせたり、道に迷わせたりする。

 

人間との関わり

ケンムンは本来は穏健な性格で、人に危害を与えることは少ないですが、悪戯をすることがある。

例えば、薪を運ぶ人を手伝ったり、漁師に魚を捕らせたりすることもありますが、逆に食べ物を盗んだり、石を投げたりすることがある。

 

 

ケンムンの起源

ケンムンの起源については、具体的な歴史的記録は少ないが、奄美群島の伝承や民話に深く残っている。

ケンムンは、自然崇拝や精霊信仰の一環として生まれたと考えられている。

 

起源の背景

自然崇拝: 奄美群島では、自然の中に神や精霊が宿ると信じられてきた。特にガジュマルの木は神聖視され、その木に住む精霊としてケンムンが描かれている。

地域の伝承: ケンムンの話は、地域の伝承や口承文学として語り継がれてきた。これにより、ケンムンの存在が地域社会に深く根付いていると考えられる。

文化的影響: 他の地域の妖怪や精霊(例えば、河童やキジムナー)との類似性も見られ、これらの文化的交流や影響がケンムンの起源に関与している可能性がある。

 

 

相撲を取りたがるところや手足が異常に長い事など、河童と親戚じゃないかと思わせる点が多々あるのが面白い。

本州の河童の伝承が南に渡ってケンムンに変化したのか?

ただ、見た目は頭に皿を載せた猿そのものだ。

 

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ

 

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