占いと言えば「タロットカード」を思い浮かべる方は多いだろう。この占いは未来を読み取ることが出来るのだろうか？
タロットカードとは？
タロットカードは、占いや心理学、または個人的な洞察を得るために使用される、22枚の「大アルカナ」と56枚の「小アルカナ」の計78枚のカードデッキを指す。
これは亀甲占いなどに代表される「卜占（ぼくせん）」と呼ばれる占術に分類され、偶然出た目に対して答えを得ると言うものだ。
大アルカナ
これは、命運や人生の大きなテーマを表現するカード。各カードには独自の意味があり、特定の象徴やアーキタイプが表現されている。
例えば、「愚者」「死神」「法王」「塔」「世界」といったゲームのベースにも使われる象徴のカードがある。
小アルカナ
これらは通常、日常的な出来事や感情、行動を表現するカード。
小アルカナは、四つのスートに分かれており、それぞれが「杖」（エネルギー）、「カップ」（感情）、「剣」（思考）、および「貨幣」（物質的な面）を表している。
タロットカードは、占い師や心理カウンセラーによってさまざまな方法で使用される。
カードがランダムに選択され、配置された後、読者はその配置やカードの意味を解釈して情報を得ることを試みる。
相談に対するスプレッドから読み取れるクライアントの過去、現在、未来に関する洞察やアドバイスを提供するために使用される。
また、タロットカードは、自己探求や創造的な事を得る事にも使われる。
タロットカードは未来を読み取れる？
タロットカードを使用して未来の事象を読み取ることは、その目的や理解の仕方によって異なる。
一部の人々は、タロットカードを未来の出来事を予測するためのツールとして使用するが、これは絶対的な未来を的中させることを意味するものではない。
タロットは未来を絶対的に予知する方法ではなく、むしろ現在の状況やトレンドから可能性を探り、方向性を示すもの。
そのため、未来の出来事は確定されたものではなく、人々の選択や行動によって変化する可能性がある。
一部の人は、タロットカードを未来を読み取るためのシンボリックなツールとして見ている。彼らは、カードの意味を使って自己探求や内面の洞察を得るために使用し、その結果として未来の可能性についての洞察を得ることができるとしている。
この場合、タロットは内なる知恵や直感を引き出す手段として役立つ。
総じて言えば、タロットカードは未来の事象を予測するための具体的な道具ではなく、むしろ自己探求や内面の洞察を得るためのツールとして使用されることが多い。
そのため、タロットを通じて得られる情報は、占う側の解釈に依存し、個々の状況や占われる側の選択によっても変わる。
結局タロットカードは何なのか？
タロットカードは極論を言えば未来を占うと言うよりも、偶然出たカードの寓意から相談事と照らし合わせ、それに対する「意見または選択肢を追加する」ツールと考える。
占ってもらう側は一概に、占ってもらう事の答えを既に出している場合が殆どだ。自分で決めきれない事柄に対し背中を押してもらうものと考えると受け入れやすいだろう。
※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ